東日本大震災より1年10か月が経ちました。もうすぐ2年になりますね。
未だ32万1433人の避難者が仮設住宅などに避難しているのが現状です。
しかし、避難している人たちは、在宅という形で避難生活をしている被災者も多く存在します。今回伺った地域はその在宅避難者が多くいる地域でした。
自宅の一階部分は完全に津波で襲われたがなんとか家は流されず2階部分で生活をしているという事でした。仮設住宅のように様々な救援物資の手はありません。国の保証もありません。被災した家屋は全て自費で修理しているんだとお話を伺いました。
今回一階部分の場所を提供くださった大家さんも、『震災で保険はおりなかったよ
半壊扱いでね、半壊だとおちない保険だったんだよ』とがっかりしていました。
私共から見ても、どう見ても基礎部分も津波での被害を受けているし生活できるような状態ではないと思いました。2年近く経ってガレキなど撤去したとはいえ、建物は相当な傷を負っていたからでした。
1階部分と2階の半ばまで浸水したんですから全壊扱いでも良いと思うのですが・・・・。
『ゆっくりゆっくり住めるようにしていくよ』と大家さんはおっしゃっておりました。