被災地の現状は三年五カ月経った今、長期化した避難生活に問題が相次いでいます。震災から三年五カ月も経ったけど、仮設住宅の自治会長さんは、入居者名簿を持ってないし、名前も電話知らされていない。市によれば、個人情報の保護、が渡さない理由との事石巻市の仮設住宅は6377戸ありますそのうち7割が一人暮しなんだそう、だからこそ孤独死が相次いでいる。長期化する仮設暮らしで、体調くずしたり、家族を失った悲しさをまぎらわすために酒浸りになったりする人も増えた。これから2、3年で仮設からの退去が進む一方で、生活再建が難しい人たちは仮設をでられず、ますます孤立していくだろうという現状
ある一人暮らしのおばあちゃんは、4月の抽選会(市営の復興住宅)は、クジも引けないんだって。
優先は、親が老人で介護がある人で、普通の元気な一人暮しは、くじ引きさえできないらしい。色々な条件が重なり、たまたまクジが引けたとしても、倍率は100倍以上ですし。次回の復興住宅のクジは未定なんですって・・・・・。私達に声をかけてくれた90歳のおばあさんが「今日は、一年ぶりにあなた達に会えると思って、指折り数えて楽しみに待ってたんだよ~!前に来てくれたときにもらったマフラーは、大切に使っていたよ!また会えると思わなかった!生きてると良いことあるね、会えて嬉しい!」ておっしゃってくださいました。娯楽がなければしーんと静まり返った仮設住宅街、少しでも外に出る楽しみが増えれば生きる希望も生まれます。私達は、被災地に向日葵のような笑顔がもどるその日まで、自身のできる復興支援を続けていきます。