震災から1年・・・・。 ライフサポート復興を支援する会の大関です。今回我々が訪れたのは、宮城県石巻市湊町公民館でした。この地域は、石巻港にほど近い民家が多く、震災の津波で、民家の1階部分が浸水し、2階で生活していた在宅被災者が多い地域になります。ようやく電気・水道が使えるようになったとおっしゃっておりました。
すぐ裏には、ガレキの一時置き場が山のようにあります。気温1度 雪がちらつく天気で、ちょうど1年前と同じような寒さだと皆さんおっしゃっていました。我々復興支援部は、温かい本格とんこつラーメンを300食提供するため段取りをはじめました。何度かここ石巻には通っているせいか我々が来る事を知り、顔なじみの方々が離れた場所からも来てくださいました。
石巻復興を考える市民の会メンバーが湊町公民会を修復しました。
あっという間に300食はなくなりました。あと片づけをしながら思いました。
本当に凍りつくぐらい、水が冷たいんです。3秒もしないうちに手が固まってしまい激痛が走るような冷たさ・・・・・・。
震災時、津波から助かった方たちでも、この冷たい水に腰まで浸かって移動したと聞いています。
4日位濡れたままだった人がほとんどだったと・・・・・・・。水に浸からないと移動できなかったので仕方なかったようです。 凍てつく水に濡れながらでも身内の安否を確認したくて、さまよったと聞きました。
僕らが食器洗いしながら「痛い」なんて本当に甘ったれた感情だなぁと感じました。もっともっと被災者の方達の苦労を理解しなくてはいけないのに、理解していないから「痛い」なんて言えるんですよね。
今回、公民館という事で、芸能人の城咲仁さんをはじめ3人に同席してもらい、公民館に集まってくださった方を激励させて頂きました。そして、今年1月にようやく再建した水産加工工場を訪問しました。そこで働いてる皆さんは、本当に仕事をできる喜びを噛みしめながら生き生きと仕事していました。本当に素晴らしい光景でした。
いつも、訪れる度に思うんです。逆に僕らが元気を頂いてるのではないか?
今回もう一つ、大きな事を学びました。それは、『笑顔が命をつなぐ』という事、まぎれもない事実です
これからも自分の『がんばろう日本』貫きます。 文 大関真悟