11月10日
我々は福島県は双葉町の方々が避難生活を送る
埼玉県加須市騎西高校にラーメンの炊き出しに参りました。
日本で唯一、未だ避難所で肩を寄せ合いながら生活しております。
震災から2年が経とうというのに・・・・・。
高齢者が多く、日々の食事は、3食仕出し弁当が支給されていましたが、
外部からの不満の声があり、今では有料となっていて、避難者の方々は、経済的負担が多くなってしまっています。
了承を得て生活を少しのぞかせていただきましたが、教室に仕切りがなく
3世帯で生活している部屋もありました・・・・・。
福島の原発の影響で、震災直後、バスに乗せられ、住み慣れた地を離れなくてはならなくなり、250キロも離れた廃校に詰め込まれ、さらには避難生活が長期化する中で、遅々として進まない保証問題を棚上げしたまま、「自立」を迫られ追い詰められていっています。
そして、遠くの過疎の町に犠牲を強いて作られた電気を都会に住む我々が享受してきたことは、双葉町の避難者にとって、受け入れてくれと言っても、とても難しい話でしょう。
以前、双葉郡民の怒りの国会デモに、笑顔の握手で対応する国会議員や、原発立地自治体と政府との交渉の席で、挨拶だけして帰ってしまう大臣、官僚任せといった態度、
双葉郡民への国の対応は、正に、この国の政治のありようであり、中身のない形式主義を痛烈に感じさせられます。
そんな避難者の方々に少しでも喜んで頂けるように我々は、炊き出しに励みました。
「ありがとう」笑顔でおっしゃっていただけました。
逆に、心が張り裂けそうになりました。
「ありがとう」「ご馳走様」と言われるたびに
遠くの過疎の町に犠牲を強いて作られた電気を都会に住む我々が享受してきたことが
頭を駆け巡ります。
様々な、被災地にお伺いさせていただきましたが、勿論、問題のない被災地なんて存在しません。しかし、ここでは、「問題と矛盾」が入り混じっているような気がしてなりませんでした。
我々、ライフサポート復興を支援する会は、被災地や避難者にひまわりのような笑顔が戻るその日まで、復興を支援する事をお約束いたします。
理事長 大関真悟